向島キリスト教会 新会堂建築記念誌より抜粋 |
2013年秋に、神さまの導きとたくさんの方々のご支援により、かねてより祈り続けていました新会堂が完成いたしました。心より感謝します。 この会堂が、神さまのため、また、地域の方々のために大いに用いられますよう願っています。 |
新会堂平面図 |
【1階】 |
【2階】 |
献堂に寄せて | 牧師:トゥン・カン・クップ |
「ではわたしもあなたに言います。あなたはペテロです。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てます。ハデスの門もそれには打ち勝てません。マタイ16:18」 近所の方々はじめ、会堂を見た方々に、「良いものが出来ましたね」と笑顔で言われ続けてきました。本当に良いものなのです。長年、沢山の方々がお祈りをし、捧げて来たからです。イエス様が教会は自分が建てると教えて下さった通り、イエス様ご自身が建てて下さらなかったら(神の許しがなかったら)、いくらお金と物があっても建てることができないということは全て必要な物を用意して神殿を建てようとしたダビデ王を通して教えられました。しかし、ダビデ王が準備したからこそ、息子のソロモンは神殿を建てることができたのです。向島キリスト教会がこんな立派な会堂を建てることができたのは、一生懸命準備してきた、捧げてきた方々がいるからです。それから、信徒の方々がそれぞれ一人ひとりに与えられた賜物に応じてその賜物を一生懸命生かしてきたからです。 イエス様が「ハデスの門もそれには打ち勝てません。」と言ったように、一軒の教会が建つことは簡単なことではありません。すべての教会に色々な戦い(ハデスの門)があり、これからも続くのでしょう。どんな戦いがあってもイエス様の体である教会を支え続けたいという忠実な信仰者達によって教会はできあがり、残り続けるのです。 向島出身である荒川貞雄ご夫妻が、ステンドグラスを寄付し、遠い大阪から来て指導して下さって皆で作ることができました。まだクリスチャンではない方々も協力して下さり、私でもステンドグラスが作れるという素晴らしい経験と楽しい交わりができたのです。これからも、この新しい会堂に色々な方々との交わりができたらと祈っております。何の経験もない私が牧師として向島教会にいる時、信徒の方々の賜物によって新会堂ができ、何でもできる神様の働きを見る大きな経験をさせて下さいました。 そして、教会建築の色々なことを細かくご指導下さった元総主事の丹野先生、現総主事代行の大矢先生、設計士の杉原さん、三和鉄講建設(株)と施工業者の方々に感謝します。 捧げ、支えて下さった皆さんと向島教会の兄弟姉妹の上に神の豊かな恵みがこれからもずっとありますように。 |
新会堂建築(28年間)の経緯 | ||
年 | 月日 | 出来事 |
1985 | 9/23 | 南沢満雄師就任式。当時2階で礼拝を行っていたが、大変狭かった。もっと広い礼拝堂で礼拝を行いたいとの願いが与えられた。 |
1986 | 6月 | 和田兄より会堂建築のための献金がなされ、それを基金として会堂建築献金が始まった。 |
幼稚園の閉鎖に伴い、礼拝を1階に移したため、緊急性は薄れたものの、次第に会堂、牧師館の老朽化が進み祈り続けた。 | ||
1994 | 11/14 | 新会堂のためのバザー |
1995 | 2/11 | 新会堂建築セミナー 高砂教会手束正昭師他 |
7/15 | 岡南教会、西大寺キリスト教会を見学 | |
9/23 | 教団高砂教会、加古川バプテスト教会を見学 | |
1996 | 9/8 | 新会堂のための臨時総会 |
1997 | 12/5 | 教会門柱補修工事(川上建設) |
2001 | 1/28 | モニュメントと新会堂のための祈り会 |
6/24 | ミサワホーム中国社長 正野隆士兄夫妻の証し | |
捕虜収容所モニュメント設置の基金として、会堂建築献金を借用したことが問題となる。この頃、多くの信徒が教会を離れる。 | ||
2003 | 1/24 | 新会堂建築準備会 手束正昭師(高砂教会) |
現在地は路地に入りすぎており、表通りに出るべきと助言。 | ||
2006 | 設計について高橋秀幸氏(彫刻家、建築デザイナー)、細谷和良氏(建築デザイナー)等に相談する。コンセプトが大切との助言。 | |
2007 | 2/11 | 新会堂のビジョンを語る会 |
表通りに移りたいとの思いがあり、土地を決めるのが先か、コンセプト作りから始めるかの議論となった。 | ||
2007 - 2009 |
土地候補を探す。ゴルフ場跡、自動車学校跡、尾道工業高校正門前付近駐車場、デオデオ跡、アンフィニ跡等を検討。しかし、調査の結果、表通りの土地代は大変高く、銀行からの借入も困難であることが分かり、暗礁に乗り上げた。 | |
2010 | 3/14 | 日本バプテスト同盟丹野総主事来向 現在地は同盟所有であり、売却費用を新しい土地購入に充てることは難しいとの理解。 |
3/31 | 南沢満雄牧師退任 | |
5/9 | 教会総会にて、現在の土地に建てることを決議。 | |
7/4 | トゥン・カン・クップ師就任式 | |
2011 | 1/17 | 尾道カトリック教会、教団松永教会の見学 |
1/23 | 見学報告会 | |
3/13 | 綿谷兄が仕様案を作成 | |
5/1 | 会堂建築仕様案説明会 | |
8/28 | 設計について濱田昌範氏(建築士)よりヒアリング | |
9/11 | 設計について杉原一正氏(建築士)よりヒアリング | |
10/23 12/11 |
仕様についての話し合い | |
12/12 | 設計事務所(3社)に見積り依頼 | |
2012 | 1/22 | 福留兄(西岡本教会設計者)の証し |
2/19 | 設計者プレゼンテーションヒアリング(設計コンペ) | |
3/4 | 設計者選定についての話し合い | |
3/18 | 臨時総会にて、会堂建築(最大5000万円)と借入(最大500万円)を決議 | |
3/23 | 日本バプテスト同盟の同意を得る | |
4/1 | 公告(1ヶ月間) | |
4/15 | 設計者選定についての話し合い | |
5/6 | 設計者選定についての話し合い(2社に絞った) | |
5/20 | 教会総会(工程表を提示) | |
6/24 | 設計者選定について話し合い(ISSEY STUDIO杉原氏に決定) | |
9/9 10/7 11/4 11/11 12/2 |
設計打合せ | |
11/25 | 教会外への会堂建築献金の募集開始 | |
12/19 | 設計監理契約締結 | |
2013 | 1/14 | 日本バプテスト同盟がエクロフの保証人となっていただけることに決定 |
1/27 2/17 |
設計打合せ | |
2/21 | 施工業者現場説明会/見積り依頼 | |
3/10 | 設計打合せ (見積りの結果、予算を上回るため、バプテストリー、納骨堂、掲示看板等の仕様を削減) |
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3/29 | 施工業者を三和鉄構建設(株)に決定 | |
4/12 | 三和鉄構建設(株)と正式契約 | |
4/16 | 借入金エクロフ申請受理 | |
4/18 | 旧会堂解体、基礎工事開始 | |
5/19 | 教会総会(予算の追加、納骨堂の設置を決定) | |
6/2 | 定礎式 | |
6/16 | 上棟 | |
10/23 | 建築確認検査(仮検査)合格 | |
10/24 | 引越し | |
10/27 | 新会堂での礼拝を始める | |
10/28 | 牧師館解体開始、外構工事開始 | |
11/19 | 新会堂不動産登記完了(木造合金めっき鋼板葺き2階建1階186.73m2、2階91.09m2) | |
12/2 | 旧会堂不動産滅失登記完了 | |
12/14 | 会堂建築記念クリスマスコンサート開催 | |
2014 | 1/13 | 内海部会新年礼拝開催 |
2/11 | 献堂式 |
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