メッセージ(大谷孝志師)
元気が出る信仰
向島キリスト教会 夕礼拝説教 2019年11月24日
ローマ8:31-39 「元気が出る信仰」 牧師 大谷 孝志

 主は素晴らしい方です。欠けた所も足りない所もありません。言うならば満点です。だから私達は主を信じているのでしょうか。主が私達を助けて下さり、主が生きて、共にいると感じられるからです。私達と主が見えない糸でしっかりと結びついているので、主の守りと導きを感じているから、信じているのです。では、何故、主は私達を助けてくれるのでしょう。それは、私達が弱く愚かで、欠けた所足りない所があり、助けを必要としているからです。神はそのよう私達だから、御子を助け手として与えて下さったのです。私達が助けを必要とするのはどんな時でしょう。先の事が分からない時、将来の目標への道が分からない時です。私達は迷い、悩みます。でも分かりません。でも主は私達の全てをご存じです。ですから、示して下さい、助けて下さいとお願いすると、御言葉をもって私達になすべき事、歩むべき道を示して下さいます。先に進むことができます。しかし、私達は弱いので、うまくいかなかったり、行き詰まったりすると、これでいいのか、別の道や方法があるのではと考えんでしまいます。神が目標を達成させて下さると信じてはいても、弱気になり、落ち込んだりしてしまうのです。何故かと言えば、主が共にいるのに、それを信じ切れなくなってしまうからです。

 そんな私達だから、神はご自分の御子をさえも惜しまずに死に渡して下さったのです。私達が御心を聴けないようにさせている罪を取り除いて、御霊が私達に自由に働けるようにする為です。御霊に教えられるなら、私達は確信をもって、喜んで目標に向かえるのです。それでも、私達の歩みは山あり谷ありです。直面する出来事に一喜一憂してしまいます。しかし安心して下さい。神は私達が心をしっかりと神に向けて一生懸命にするならば、それが不十分なものであっても、それを神の計画の為に用いて目指している良い結果を与えてくれるからです。

 確かに、この世に生きる私達に神から引き離そうと狙う罪の力が働いています。神を信じても無駄だと心に囁いてきます。しかし私達は神に愛されているのです。パウロは「神が私達の味方であるなら、誰が私達に敵対できるでしょうか」と言いま。その通りなのです。私達は神の子として目標を目指して力強く生きられます。復活の主イエスが神の右の座に着き、執り成して下さっています。主は愛で私達を包み込んで下さっているのです。他の何者もこの主の愛から私達を引き離す事は出来ません。安心しましょう。主が私達を愛しているので、人生の様々なものとの戦いにおいて、圧倒的な勝利者となれるのです。しかし悪魔は巧みにその私達を誘惑してきます。だから、自分の弱さをしっかりと見つめましょう。主に愛され、助けられているのに、神の愛から引き離そうとする罪の力と戦いましょう。悪魔の最も効果的誘惑は、自分が信仰的かどうかを疑う必要のない、ぬるま湯に浸らせておくことです。そして、自分は決して信仰的ではないと言う謙遜な思いに満足させておくことだそうです。信仰者から生き生きとした喜びを奪っておけば安心だからです。しかし主は私達に悔い改めて、新しい人として生きよと教えます。私達が今生きているのは、生きる意味と目的があるからです。それを実現できるのです。主が十字架の死と復活によって私達を罪の力から解放したからです。聖書を通して、主が私達をどう見ているかを知りましょう。主の愛と力を知るなら、元気が出るし、勇気が湧いてきます。俯かずに上を見上げましょう。主はいつも私達の側にいます。私達を深い愛の眼差しで見つめておられます。